MENU

睡眠の質が下がる原因とは?よくある生活習慣を整理

しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない、仕事中に集中力が続かない、日中は常に眠気を感じてしまう。こうした状態が続くと、「自分の睡眠は何かおかしいのではないか」と感じ、原因を調べている方も多いのではないでしょうか。

前回の記事では、睡眠は時間だけでなく「質」が重要であることを解説しました。では、その睡眠の質はなぜ下がってしまうのでしょうか。

実は、睡眠の質低下は特別な病気だけが原因とは限らず、日々の生活習慣や就寝前の行動が影響しているケースも少なくありません。

この記事では、睡眠の質が下がりやすくなる主な原因を生活習慣の観点から整理したうえで、無理のない範囲で見直せる改善の考え方についても解説します。

まずは原因を知り、自分に当てはまるポイントを確認することから始めていきましょう。

十分に寝たつもりでも、体が重くスッキリしない状態

睡眠の質が下がる主な原因は生活習慣にある

結論

睡眠の質が下がる原因というと体質や年齢、病気などを思い浮かべる方もいます。しかし睡眠医学の観点では、睡眠の質低下は特別な要因だけで起こるものではなく、日々の生活習慣が大きく関係しているとされています。

実際次のような悩みを感じている人の多くは、睡眠時間そのものよりも生活のリズムや就寝前の過ごし方に問題を抱えているケースが少なくありません。

  • 毎日同じ時間に寝起きできていない
  • 寝る直前までスマートフォンやパソコンを見ている
  • 布団に入っても頭が冴えて眠れない
  • 夜中に何度も目が覚める

これらは一つひとつ見ると些細な習慣に思えますが、積み重なることで体内リズムが乱れ、睡眠の質を下げる要因になります。

その結果、十分な時間眠っていても、朝の疲労感や日中の眠気が残りやすくなります。

睡眠の質を見直す第一歩は、「自分の生活習慣が睡眠にどのような影響を与えているか」を整理することです。原因が分かれば、次に取るべき改善の方向性も見えやすくなります。

生活習慣が睡眠の質に影響する理由

睡眠時間が大切な理由

睡眠の質は、寝ている時間帯だけで決まるものではありません。日中から就寝前までの過ごし方が、眠りの深さや途中で目が覚めるかどうかに大きく関わっています。

これは、睡眠が体内リズムや自律的な調整機能と密接に結びついているためです。

睡眠は体内リズムに強く影響される

人の身体には、一定のリズムで働く体内時計が備わっています。このリズムは、起床・就寝の時刻や光の刺激、食事のタイミングなどによって調整されています。

しかし、生活リズムが日によって大きく変わると、体内時計が乱れやすくなります。その結果、夜になっても眠気が十分に高まらず、入眠しにくくなったり、睡眠が浅くなったりすることがあります。

脳と身体が休息モードに切り替わらない

就寝前まで活動的な状態が続くと、脳や身体は覚醒モードのままになりやすくなります。仕事や考え事、強い刺激を受け続けた状態では、布団に入っても休息モードへ切り替わりにくくなります。

このような状態が続くと、寝つきが悪くなるだけでなく、睡眠中に何度も目が覚めるなど、睡眠の分断が起こりやすくなります。生活習慣は、無意識のうちに睡眠の質に影響を与えている重要な要素です。

睡眠の質を下げやすい主な生活習慣

生活習慣が影響しているかも

睡眠の質が下がる背景には、日常の中で無意識に続けている生活習慣が関係していることがあります。ここでは、睡眠の質を下げやすいとされている代表的な習慣を整理します。

就寝前のスマートフォンや画面操作

就寝前にスマートフォンやパソコンを使用する習慣は、多くの人に見られます。画面から発せられる強い光や情報刺激は、脳を覚醒状態に近づけやすく、入眠を妨げる要因になるとされています。

その結果、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりすることがあります。

寝る直前までの仕事や考え事

就寝直前まで仕事をしていたり、布団に入ってからも考え事を続けていたりすると、脳が活動状態から切り替わりにくくなります。

この状態では、眠りに入るまでに時間がかかり、睡眠の質が低下しやすくなります。

就寝・起床時間が日によって大きく違う

平日と休日で就寝・起床時間が大きく異なる生活は、体内リズムを乱しやすいとされています。

いわゆる「寝だめ」を繰り返すことで、夜の眠気が十分に高まらず、睡眠の質が安定しにくくなります。

就寝前のカフェインやアルコールの摂取

カフェインには覚醒作用があり、就寝前に摂取すると眠りにくくなることがあります。

また、アルコールは一時的に眠気を誘うことがありますが、睡眠中の覚醒を増やし、睡眠を分断する要因になるとされています。

寝室環境が整っていない

寝室の明るさや音、温度などの環境条件も、睡眠の質に影響します。

わずかな光や音でも無意識の覚醒につながることがあり、深い睡眠を妨げる要因になる場合があります。

睡眠の質を下げにくくするための見直しポイント

睡眠時間のポイント

睡眠の質を改善するためには、いきなり完璧を目指す必要はありません。まずは、これまで見てきた原因に対応する形で、生活習慣を少しずつ見直すことが重要です。ここでは、無理なく取り入れやすい改善の考え方を整理します。

就寝前の刺激を減らす工夫

就寝前のスマートフォンや画面操作は、脳を覚醒させやすい要因になります。

そのため、寝る直前まで画面を見る習慣がある場合は、就寝前の一定時間を「刺激を減らす時間」として意識することがポイントです。

照明を落とし、静かな環境を作ることで、眠りに入りやすくなります。

就寝前の過ごし方をできるだけ固定する

毎晩の過ごし方が日によって大きく異なると、身体は休息のタイミングをつかみにくくなります。

就寝前に同じ流れを作ることで、「これから眠る時間だ」という合図を身体に与えやすくなります。

特別なことをする必要はなく、習慣化できる行動を意識することが大切です。

起床時間を基準に生活リズムを整える

睡眠リズムを整えるうえでは、就寝時間よりも起床時間を一定に保つことが重要とされています。

休日も起床時間を大きくずらさないことで、体内リズムが安定しやすくなり、夜の眠りの質も整いやすくなります。

寝室環境を「眠るための空間」に近づける

寝室は、できるだけ眠ることに集中できる環境に整えることが望ましいとされています。

光や音、室温などを見直し、無意識に覚醒しにくい環境を作ることで、睡眠の質を下げにくくすることにつながります。

原因と改善策を整理することで睡眠の質は見直しやすくなる

睡眠時間のポイントまとめ

睡眠の質が下がる原因は、特別な要因だけに限られるものではありません。

就寝前の過ごし方や生活リズム、寝室環境など、日常の中にある習慣が積み重なって影響しているケースが多く見られます。

原因を把握せずに闇雲に対策を試しても、十分な効果が得られないことがあります。そのため、まずは自分の生活習慣を振り返り、睡眠の質を下げやすい要因がないかを整理することが重要です。

そのうえで、刺激を減らす工夫や生活リズムの見直しなど、無理のない改善策から取り入れていくことで、睡眠の質は少しずつ整えやすくなります。

睡眠時間だけに注目するのではなく、睡眠の「質」に目を向けていくことが、日中の疲労感や眠気を軽減する第一歩になります。

合わせて読みたい記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする